スバルショップ三河安城の最新情報。BTCC Rd8「ロッキンガム」タイトル争いが白熱する中、スバルはどう闘ったのか。| 2016年9月19日更新
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BTCC第8ラウンド。ロッキンガムでスバル勢は苦戦。
ヨーロッパでは珍しいアメリカンスタイルのオーバルコースである、ロッキンガムモータースピードウェイ。BTCC第8ラウンドは、このオーバルコースの1部とインフィールドを複合したロードコースで開催されます。
滝のような激しい雨に祟られた予選。PPを獲得したのは、ドライバーズランキング2位の52号車のゴードン・シェドン。何としてもこのロッキンガムでトップのBMWの600号車、サム・トルドフに迫りたいところ。ここが正念場とも言えるでしょう。
第22戦:99号車プレイトが表彰台を獲得。
PPはホンダのシェドンが駆る52号車。2番手はフォードのマット・ジャクソン。3位にMGを挟んで、スバル勢は4・5位グリッドからのスタートです。スタートで出遅れたのは、MGの66号車。99号車のジェイソン・プレイトが3位、4号車のコリン・ターキントンが4位に順位を上げて、タイトな2コーナーへ向かいます。ジャクソンがアウトから仕掛けるも、シェドンがトップをキープ。その遥か後方、33号車のメルセデスがトヨタに追突。これをキッカケに数台がクラッシュ。セーフティカーが導入されます。
リスタートはシェドンがトップを守るも、ジャクソンのフォードをプレイトが激しくチャージ。何とかジャクソンはこれを退けます。レースはこのままチェッカー。スバル勢は、プレイトが3位表彰台を獲得、ターキントンは5位でのチェッカーとなりました。
ホンダのシェドンが優勝を飾ったのに対し、BMWのトルドフは10位と大苦戦。タイトル争いはより一層激しさを増してきました。
第23戦:MGの突撃で、スバル勢は行き場を失って順位も失う。
トップ2台の順位が変わらなかったため、第22戦とグリッドは殆ど変わらぬ様相。スバル勢は、プレイトが3番手から、ターキントンは5番手からのスタートとなります。
第23戦スタート。今度はスタートに成功したMGのジョッシュ・クックは、勇んで2コーナーへ。ブレーキングを遅らせて果敢に突撃!しかし、これはやり過ぎというもの。勢い余ってジャクソンのリヤにヒット。これに釣られたプレイト、完全なオーバースピードで進入!クックとプレイトはヒットしながら、アウトへ大きくはらんでしまいます。ジャクソンは巻き込まれなかったものの、ターキントンは行き場を失って同じくアウトへ。スバル勢は、一気にポジションをダウンします。この混乱に乗じて、アンドリュー・ジョーダンのフォード77号車やBMW勢のトルドフ、ロバート・コラードが一気にポジションを上げていきます。
この混乱が過ぎると、トルドフは労せずして5番手に上がっていました。スイッチの入ったトルドフは、激しく上位にチャージしていきます。サットンのMGを簡単にパスして、4位に浮上。タイトル争いをするシェドンは、このままゴールすれば一気にトルドフに迫ることができます。しかし!シェドンのペースが上がりません。ジャクソン、ジョーダンのフォードに次々に交わされると、さらに順位を下げていきます。結局、シェドンは10位でゴール。第22戦の優勝はまったく無意味となります。
トルドフはチャンスとばかりに、ジョーダンをパス。続け様にジャクソンも料理。第22戦での苦戦が嘘のように息を吹き返したトルドフは、トップチェッカー。チームメイトの100号車コラードも3位を獲得しています。
第24戦:後半の追い上げで、ターキントンが表彰台を獲得。
リバースグリッドとなって、PPからスタートするのは40号車VWを駆るアーロン・スミス。スタート、スミスは順当にトップをキープ。ここにホンダ25号車のマット・ニールが2位、ジャクソンが3位。その後方にコラードが続きます。上位陣に大きな変動はなかったのですが。またまた後方は大混乱。ジョッシュ・ゴフのBMWなど数台がクラッシュ。またしても、セーフティカーが導入されます。
リスタートもスミスはキレイに決めて、トップをキープ。その後方では、シェドンがジョーダンをパス。ここにコラードも続きます。残り1ラウンドと、後がないシェドンは逆転タイトルを目指して激しくプッシュします。第23戦で優勝したトルドフですが、なぜかペースが上がりません。この二人、くっきり明暗が分かれているようです。
2回目のセーフティカー後の再スタート。スミスのVWがトップ、続いてニール、シェドンのホンダ勢。さらにジャクソン、コラード、モーガンのメルセデスが続きます。スバルのターキントンはその後方、7番手。ここから、ターキントンが激しいチャージを見せます。モーガン、コラードを立て続けにパスして5番に浮上すると、この日好調のジャクソンもパス。あっという間に4番手にまで順位を上げてきます。ここで3回目のセーフティカー。原因は、39号車スコットのスバルがリタイヤしたためでした。
リスタート後もペースは落ちず、ニールのホンダを料理。シェドンに迫ります。タイトル争いが掛かるシェドンをチャージするターキントン。この2台はトップのスミスに迫って、トップ3台はバンパーtoバンパーの攻防戦。スミスは辛くも逃げ切って、トップチェッカー。シェドンが2位、ターキントンは3位表彰台を獲得しました。プレイトは振るわず、10位。トルドフはさらに後方、16位に終わっています。
激闘が繰り広げられてきたBTCCも、残すところ2ラウンドのみ。これからも、スバル勢の奮闘とタイトル争いから目が離せません。