スバルショップ三河安城の最新情報。レガシィB4後期型が、北米で先行発表!!| 2017年2月4日更新
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後期型レガシィB4、シカゴオートショーで北米で先行発表。
2014年秋から翌年春かけてに相次いで公開された、レガシィB4/アウトバック、レヴォーグ/WRX。これらのスバルのフラッグシップモデルは登場から、今年4年目を迎えます。つまり、後期型へのマイナーチェンジの時期です。
さて、2017年2月2日にSUBARU of Americaは後期型(D型)レガシィB4を2月9日のシカゴオートショーで公開することと、モデルの詳細と合わせて発表しました。なお、プレスリリースはレガシィB4のみであり、アウトバックについては一切記載がありませんから、発表時期がズレる可能性もあります。
より精悍になったフロントエンド。
まず印象に残るのは、よりワイドになってグリル脇に食い込んだ、新形状のヘッドランプです。コの字型のアイラインの上端が鋭くグリルに切り込み、精悍な印象を醸し出しています。これだけでも、かなりシャープな印象に様変わりしています。ヘッドランプがロー/ハイ切替式のステアリング連動タイプに換装されていることから、センターカメラは廃止されているはずです。
フロントエンドの造形は、全体的にシャープさを増しています。新型インプレッサ以降、スバルのデザインは彫りが深くエッジが効くように変わってきており、ハイライトも鋭く入るようになっています。ダーク系のカラーが、より良く映えるデザインです。
リヤエンドではセンターガーニッシュがボディ同色に変更されている他、バンパー下部がより抑揚に富んだデザインに変更されています。
よりスタイリッシュになった、インテリア。
インテリアでは、ステアリングとダッシュボードセンターのデザインが変更されています。新形状のステアリングが新採用されています。新型インプレッサと共通形状のもので、エアバッグがよりコンパクトになった他、こちらもより彫りの深い造形となっています。不思議なことに新型インプレッサにある「S/I」のモード切替ボタンが無いのですが、何処か別の場所に移動したのでしょうか。気になるところです。
2017年はアイサイトのバージョンアップが予定されていますが、写真を見る限りはアイサイトには大きな変化は無いと考えられます。
センターコンソールが、大きく変化しています。シルバー調だったエアコンパネルが、すべてピアノブラック調に変更されており、ナビパネルとの親和性が高くなっています。この辺りは、好みが別れるところでしょう。
今更ではありますが、北米と国内向けでシフトゲートの形状がデビュー時から違っていたことに気が付きました。国内向けがセンターにシフトゲートが鎮座しているのに対し、北米向けは左にオフセットしていて、そこに物入れが追加されています。つまり、掲載写真のシフトパネル廻りは、このまま日本向けにならないということでもあります。
メカニズムは、小変更に留まる。
レガシィ系のデビュー時に噂された新型エンジンへの換装は、事実ではありませんでした。今回のマイナーチェンジでは、エンジンには大きな変更はありません。6気筒への気筒休止機構の採用も考えられていましたが、実現しないようです。EZ36型は、このままフェードアウトとなるでしょう。
F-150やムスタングまで、北米でもダウンサイジングターボが数を増やしています。スバルもその動向を考慮して、2019年以降ほとんどのモデルに新型ダウンサイジングターボを搭載する予定です。新型エンジンには1.5Lと1.8Lの2種が設定されますから、次世代レガシィには1.8Lターボが搭載されるでしょう。
それでも、エンジンとトランスミッションの特性が見直されていて、加速感が改善されているようです。恐らくは、新型インプレッサのようにエンジンレスポンスの向上によって、CVT特有の空走感を払拭しているはずです。より緻密なトルクデリバリーが実現するでしょう。
ブレーキフィールの改善も同様で、新型インプレッサのような軽いタッチからしっかり効くような、剛性感の高いフィーリングが実現していると思われます。
スバル公式発表データ:【2018 年型「レガシィ」(米国仕様)の主な改良内容】
■デザイン <エクステリア>
・スバルアイデンティティを従来以上に強調した新造形のヘッドランプとフロントグリル、抑揚のあるフロントバンパーの採用によりフロントフェイスを刷新し、水平基調を際立たせた精悍なデザインとしました。
・リヤバンパーはツートン化しディフューザーを表現することで、スポーティさをイメージさせるデザインとしました。
・17インチタイヤ・アルミホイールは新造形とし、スポーティな走りをイメージさせるデザインとしました。
・新造形のLEDターンランプ付ドアミラーを採用することで、空力や静粛性、他車からの視認性を高めました。
<インテリア>
・センターベントグリルやエアコンユニットと一体的にデザインされたフラットな大型センターパネルを採用。またディスプレイを8インチ化しました。
・ハイグロスブラックとシルバーフレームのパーツを随所に採用することで、質感を向上しました。
・インストルメントパネルとドアトリムにリアルステッチを採用。仕立てが良く上品なイメージを演出しました。
・立体的でスポーティなデザインの新型ステアリングホイールを採用しました。
・フロントドアガラスに遮音中間膜ガラスを採用し、遮音性能を向上させました。
■メカニズム
<シャシー/トランスミッション>
・サスペンション設定の最適化により、操縦安定性と乗り心地を向上しました。
・電動パワーステアリングの制御を最適化し、より自然で滑らかな操舵フィーリングを実現しました。
・ブレーキ特性を変更し、剛性感の高いしっかりとしたブレーキフィールを実現しました。
・エンジンやCVT特性を変更し、メリハリのある気持ちの良い加速感を実現しました。
■安全
・ステアリング操作に合わせてヘッドランプ光軸を左右に動かすステアリング連動ヘッドランプを採用。コーナーや交差点で車両進行方向を照射し、夜間の視認性を向上させます。
・後側方警戒支援システムのインジケータランプを鏡面中からミラーサイドに移設。更にランプを大きく光るように変更することで、走行時の周囲の状況をより把握しやすくしました。