スバルショップ三河安城の最新情報。後期型アウトバック、やっと北米発表。| 2017年4月7日更新
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後期型アウトバック、やっと北米発表。
2月2日に後期型レガシィB4を発表して、既に2ヶ月。4月12日から開催されるニューヨーク国際自動車ショーにて、後期型アウトバックを初公開することを発表しました。
アウトバックは月間15,000台近くを販売し、フォレスターと並ぶ2本柱の一角へと急成長を遂げています。後期型となっても、スバルの北米躍進に大きな役割を果たすことでしょう。
エンジン換装等、大掛かりなマイナーチェンジも噂されていましたが、変更は最小限に抑えられたようです。その変更点はどのようなものでしょうか。
【2018 年型アウトバック(米国仕様)の主な改良内容】
■デザイン
<エクステリア>
・SUBARUアイデンティティを従来以上に強調した新造形のヘッドランプとフロントグリルの採用により、水平基調を際立たせた精悍なデザインとしつつ、SUV特有の逞しさを強調したフロントバンパーを組み合わせることで、アウトバックらしいラギッドなフロントフェイスを構築しました。
・リヤバンパーについては、マットブラックのクラッディングを拡大することでラギッドな印象を更に強調し、フロントフェイスと統一感のあるデザインとしました。
・18インチアルミホイールは新造形とし、ラギッドかつスポーティなデザインとしました。
・新造形のLED ターンランプ付ドアミラーを採用することで、空力や静粛性、他車からの視認性を高めました。
<インテリア>
・センターベントグリルやエアコンユニットと一体的にデザインされたフラットな大型センターパネルを採用。またディスプレイを8インチ化しました。
・ハイグロスブラックとシルバーフレームのパーツを随所に採用することで、質感を向上しました。
・インストルメントパネルとドアトリムにリアルステッチを採用。仕立てが良く上品なイメージを演出しました。
・立体的でスポーティなデザインの新型ステアリングホイールを採用しました。
・フロントドアガラスに遮音中間膜ガラスを採用し、遮音性能を向上させました。
■メカニズム
<シャシー / トランスミッション>
・サスペンション設定の最適化により、操縦安定性と乗り心地を向上しました。
・電動パワーステアリングの制御を最適化し、より自然で滑らかな操舵フィーリングを実現しました。
・ブレーキ特性を変更し、剛性感の高いしっかりとしたブレーキフィールを実現しました。
・エンジンやCVT特性を変更し、メリハリのある気持ちの良い加速感を実現しました。
■安全
・ステアリング操作に合わせてヘッドランプ光軸を左右に動かすステアリング連動ヘッドランプを採用。コーナーや交差点で車両進行方向を照射し、夜間の視認性を向上させます。
・後側方警戒支援システムのインジケータランプを鏡面中からミラーサイドに移設。更にランプを大きく光るように変更することで、走行時の周囲の状況をより把握しやすくしました。
大きくイメージチェンジしたフロントエンドデザイン。
一見して気が付くのは、立体的造形で大きくイメージチェンジされたフロントエンドでしょう。グリルは、アウトバック専用デザインは廃されて、他モデル共通の横1本デザインに変更。ヘッドランプはコの字型アイラインの上端がバンパーに鋭く切れ込んでいて、一見してシャープな印象を与えます。
目立たないところでは、18インチホイールも新らたなデザインが採用されています。
前期型のソフトで平面的なフロントマスクと比較すると、ブラックの面積と横ラインが増えているため、新たなフロントマスクは薄くシャープな印象を与えるはずです。フロントエンドの変更だけでこれだけイメージを変えてくるのですから、デザイナーの仕事は賞賛されるべきでしょう。DYNAMIC×SOLIDという、新たなスバルのデザインテーマはうまく昇華されつつあるようです。
今回公開された画像には、なぜかリヤエンドの写真は含まれていません。その公開は、4月12日を待たねばならないようです。
もちろん、インテリアやメカニズムはB4と共通です。変更点に関しては、別記事[2017年02月04日:レガシィB4後期型が、北米で先行発表!!]をご参考ください。
SUVで、さらなる躍進を目指すSUBARU of America。
SUBARU of America(以下、SOA)は、2017年以降SUVで北米市場に一大攻勢を仕掛けます。今回発表の後期型アウトバックだけでなく、既に発表された新型XV、来年には3列シートSUVであるアセント、さらには本命の次期フォレスターの発表が控えています。
毎年、顧客満足度調査で常に高い評価を得て、「価値あるブランド」として確固たる地位を確立したSOA。その躍進の陰には、優れたマーケティングがあります。
昨年の米国自動車市場において、新規獲得顧客と他銘柄移行の顧客を割合で評価したところ、もっとも優れていたのは、他ならぬスバルでした。しかも、2位のJeepが1.81なのに対し、スバルは3.48という圧倒的スコアです。SOAの優れたマーケティングが、結果として現れたと言えるでしょう。
日本国内と対象的に、SOAはコンスタントにBRZやWRXの販売を続ける一方で、フォレスターやアウトバックの販売を10年以上伸ばし続けています。SOAは、コアなスバルファンをうまく満足させつつ、新たなるスバルファンを獲得し続けているのです。
日本での発表は、いつか。
現在、レガシィ系2車種はインディアナ州にあるSIAですべて現地生産されています。それ故なのか、日本国内では依然として後期型レガシィの発表はなされていません。
現在、スバルのエンジニア達は多分に多忙を極めているらしく、スケジュールは押し気味の様相です。今年はレガシィだけでなく、レヴォーグも後期型へのマイナーチェンジをする予定です。ところが、1月にSTIを北米発表したにも関わらず、国内発表は未だされていません。レヴォーグの年次改良は例年初夏に行われてきましたが、これも夏以降となるでしょう。
そのため、現在のところ後期型レガシィの発表がいつになるか予想ができません。今回のマイナーチェンジは変更点は多くないようです。前期型のデザインがお好みの方は、お早めにご決断ください。