スバルショップ三河安城の最新情報。レヴォーグ/WRXが、E型に進化。アイサイトが更なる性能向上。| 2018年7月8日更新
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レヴォーグ/WRXが、E型に進化。アイサイトが更なる性能向上。
スバル国内販売の基幹車種である、レヴォーグ/WRXが年次改良を実施。E型へ進化しました。今回の年次改良は、昨年のマイナーチェンジを踏まえた小改良に留まっていますが、微に入り細に入る進化を遂げています。
アイサイトが、小規模進化。対歩行者に対する認識能力が向上。
レヴォーグ/WRX S4に搭載されて話題となった、最新のアイサイト。ツーリングアシスト(EyeSight ver3.5)と呼ばれるこのシステムは、ハードウェアはそのままにソフトウェアのアップデートによって大幅機能向上を果たしたものです。
これまでのアイサイトは、ステレオカメラが左右双方の白線を画像認識して、進路維持を行っていました。一方、ver3.5では片方の白線もしくは先行車をターゲットとすることが可能です。車間が狭く、白線が十分な長さを認識できない状況でも、自動的に先行車にターゲットを切り替えて進路を維持します。
また、作動範囲がこれまでの60km/h(車種によっては55km/h)以上から、0km/h以上に大幅拡大。全車速域での車線維持が実現しています。
今回、E型への進化に際しても、小規模な改良が実施されています。ver3.5.1とも呼べるこの新システムは、恐らく新型フォレスターと共通していると思われます。
改良点は以下のとおり。
[概要]
・プリクラッシュブレーキ機能の減速作動タイミングを早めました。
・アクセルペダル踏み間違い時のプリクラッシュブレーキ作動を追加しました。
[詳細]
プリクラッシュブレーキ
・自車と同一方向に自転車や歩行者、先行車が移動中の場合、それぞれの場合に応じて減速作動を開始するタイミングを早めました。これにより、衝突回避性能を向上するとともに、衝突被害を軽減しました。
・クリープ時など低い車速での走行中に、前方に障害物があり、誤ってアクセルペダルを踏んだと判断した場合は、プリクラッシュブレーキを作動させるようにしました。
作動条件は以下になります。
→AT誤発進抑制制御が警告中(近距離の障害物に対して必要以上に加速しようとしている)
→車速が20km/h以下
→アクセル開度が100%
ただし、運転者のステアリング操作状態から衝突回避操作をしたと判断したときは、プリクラッシュブレーキを作動させず運転者の操作を優先させます。
また、プリクラッシュブレーキ作動後に再度アクセルペダルが踏まれた場合、またはプリクラッシュブレーキ作動後一定時間経過した場合には作動を解除します。
ステレオカメラ方式の弱点を極小化。ヒョットして最終進化版?
ステレオカメラ方式は、対象物体を形状で識別しつつ、位相差で距離を同時に演算できます。シンプルなシステム構成で、すべてが完結するので、性能・コストともに非常に優れた方式です。
その一方、画像認識で対象物体の認識するため、対象物体の大きさ・向きの変化が小さいと、相対速度の演算が難しいという難点があります。それ故、超低速時や相対速度の変化が小さい場合の作動に難があるのです。
この難点を可能な限り改善するための改良だと考えられます。
今回の改良では、パフォーマンス系の改良はなし。
エンジンでは、FB16およびFA20でクランクプーリーの形状が変更されています。プーリーとボスを一体形状とすることで、振動改善と軽量化を図っています。
また、レヴォーグのSTI Sportに限って、いくつか変更があります。ステアリングホイール下部のベゼルが、WRX STIと共通のハイグロスブラック塗装に変更されました。また、ドアアウターハンドルをメッキ加飾タイプに変更、質感向上を図っています。
WRX STIでは、サンルーフがメーカーオプションとして新設定。選択の幅が広がりました。
レヴォーグに、特別仕様車「1.6GT EyeSight Smart Edition」を追加。
また、レヴォーグにはアイサイトセイフティプラスを標準装備とした、特別仕様車「1.6GT EyeSight Smart Edition」が追加されています。1.6GTをベースに、GT-Sの要素を盛り込んだオトクなモデルです。
LEDヘッドランプはベラックベゼルタイプとなり、ホイールも切削光輝タイプにグレードアップ。また、アルミパッド付スポーツペダルを装備した他、グリルもダークメッキ仕様。ドアミラーも、特別なブラック塗装です。
但し、スマートリヤビューミラーの設定はありません。ボディカラーも、ホワイト、ダークブルー、ブラック、レッドの4色のみの設定となっています。また、フロントドアガラスは、スーパーUVカットと撥水加工はレスとなっています。
具体的に比較してみましょう。
1.6GTでアイサイトセイフティプラスを運転支援(側後方警戒レーダと自動ハイビームのセット)と視界拡張()、コールドウェザーパック(フロントシートヒータ、フロントワイパー用電熱線のパック)とウェルカムライティングをプラスした個体だと、税抜283万円。これが、Smart Editionだとスマートリヤビューミラー、ウェルカムライティング、スーパーUVカット&撥水加工フロントドアガラスが無しとなって、税抜273万円。−10万円の価格差となります。
好みが分かれるところですが、GT-Sよりは-25万円と聞けば、お買い得と言えるでしょう。
キツイ突き上げ感を一掃。熟成された味わいの後期型レヴォーグのGT-Sは、かなりオススメ。
18インチを履くGT-Sは、タイヤの扁平率の高さから来る突き上げ感がネガでした。特にA型のそれは、かなりのモノ。腰痛持ちの方は、チョット遠慮したいレベル。荒れた路面でハードブレーキングをすると特に顕著に現れ、接地感は失いがちになります。フラットな路面のみ走ってセッティングした?と思わせる仕立てだったのです。
この症状は、年次改良を経るごと改善が進み、最終解決を図ったのがD型と呼ばれる後期型でした。後期型レヴォーグではスプリングを思い切って緩め、路面入力に抗するのではなく、いなしていく方向に改善を図りました。その結果、乗り味は劇的に滑らかになりました。かなりの凸凹でも、しなやかにいなしていきます。
えッ?柔らかくしちゃったの!?スポーティじゃない!!なんて、おっしゃる方もいらっしゃるでしょう。でも、違うんです。