スバルショップ三河安城の最新情報。2月7日、次期レガシィがシカゴオートショーでワールドプレミア。| 2019年2月1日更新

 
次期レガシィ シカゴオートショー
次期レガシィの登場まで、あと1週間。
 
2019年2月1日 7代目レガシィがシカゴオートショーでワールドプレミア。
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文責:スバルショップ三河安城 和泉店

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担当:余語

 

2019年2月7日、次期レガシィがワールドプレミア。

1年1モデルのスケジュールに則り、2019年デビューが予想されてきた次期レガシィ。

ただ、開発に相当の労力を要する次世代エンジンとアイサイトのスケジュール上、一部でフルモデルチェンジが延期されるとも言われてきました。これを裏付けるように、デトロイトでのワールドプレミアはS209のみで、「レガシィ・コンセプト」の発表もなし。その上、1月下旬に至っても事前ティザーもなし。デビュー延期が濃厚と思われました。

ところが、急転直下。日付が、2月1日に変わる30分前。デビューからたった7日前に、次期レガシィ発表のプレスリリースが発行されたのです。

 

デビューは、シカゴオートショー。

2019年2月7日に開幕する、シカゴオートショー。次期レガシィは、ここでワールドプレミアされます。ただ、デビューはセダンのみ。しかも、プレスリリース上では「B4」のサブネームはなく、『「レガシィ」セダン』と表記されています。

このプレスリリースをそのまま信じるならば、次期レガシィは「B4」は名乗らず、単にレガシィ・セダンと呼ばれることになります。

現行レガシィがデビューしたのは、2014年のシカゴ。(当ウェブサイトの第1号記事でもあります。)この際は、事前にコンセプトモデルがデビューしており、これを追ってのワールドプレミアでした。2017年のこれまたシカゴでは、B4の後期型が先行発表されています。

先代フォレスターとともに、米国市場での一大躍進の立役者となった現行レガシィですが、5年という短めのモデルライフを終えて、早くも次期型にバトンタッチを果たすことになります。

 

エクステリアは「またもや」極めてコンベンショナル。

次期レガシィ
 

次期レガシィ注目のエクステリアは、やはりと言うべきか、極めてコンベンショナル。。。新型フォレスターしかり、スバルのデザインチームは「見えない何か」に束縛されているのは、間違いなさそうです。

今、プレミアムブランドでは、デザインの二極化が進んでいます。

BMWやAUDI、は、ガチガチのコンベンショナルデザイン。ここ10年のモデルを見ても、新旧を見分けるのは相当に困難です。一方、LEXUSやメルセデス、キャデラックなどは相当にアグレッシブ。方向性こそ違えども、一目瞭然で見分けられるほど、進化の幅を大きくしています。

キープコンセプトを続けるスバルは、BMWやAUDIと同じ部類に属しています。ただ、冒険に対する恐怖心を垣間見るのは小生だけでしょうか。

 

伸びやかにトランクリッドに繋がる、流麗なルーフライン。

全長、全幅ともに、ストレッチされるはずの次期レガシィ。サイズアップによるマージンの多くは、後席スペースの改善とクラッシャブルゾーンの拡大に割当てられるでしょう。恩恵はそれだけに留まらず、大型セダンらしい優雅なルーフラインの造形にも貢献しています。

Aピラーは限界まで前出しされており、キャビンスペースを限界まで確保。Cピラーは緩く傾斜し、ルーフは滑らかに流麗なラインを描きつつ、トランクリッドに繋がります。相変わらずグラスエリアは広く、清々しく明るい室内空間が想像されます。このグラスエリアをグルリと囲むメッキモールは、ドアミラーに繋がるのが目新しいところです。

一方、フロントエンドとリアエンドには劇的な違いはありません。ただ、ヘッドランプのコの字型のアイラインとは別に、目頭側にL字型のアイラインが追加されているように見えます。ヘッドランプユニットの外形は非常にシンプルで、涙目や鷹目等の複雑な形状とはなっていません。

現行レガシィでは、アウトバックを意識しすぎたため「ずんぐりむっくり」感があり、エンジンラインナップもNAのみの設定とあって、クラウンの方がよっぽどスポーティという、あってはならない逆転現象を演じてしまいました。薄れていくスバルの個性を体現していたと言えるかも知れません。

この反省に立ち返ったのが、新型レガシィ。テスト車両のサイドビューを見る限り、先代よりも明らかに車高が低くなったように思えます。これは、緩やかなカーブを描くルーフラインの為せる技です。より美しく、よりスポーティに。新型レガシィはスポーツセダンの元祖として、その復権を目指します。

 

劇的な進化を遂げる、インテリア。

次期レガシィ インテリア
 

オーソドックスな進化に留まるエクステリアに対し、インテリアは格段の進歩を遂げるようです。センターコンソールに鎮座するナビ画面は、プリウスに匹敵するほどの巨大サイズ。ナビ、エアコン、オーディオ、各種カメラ映像等は、すべてここに集約表示されます。

スバルのアビオニクスは、次期レガシィを機会に劇的な進化を遂げるようです。

これまでのスバル車は、各機能は完全に独立していました。エアコン、ナビ、オーディオ、各種カメラ、車両のモード制御は、それぞれに専用スイッチと表示画面を持っていました。それらのボタンは単なるスイッチであり、ケーブルは「電線」でした。

次期レガシィでは、すべての機能は完全に統合されて制御されることになります。操作はすべてディスプレイ上で行えるようになり、制御信号は車上LANを介して伝達されることになります。ここに、ドライバーモニタリングシステムが統合されれば、より多くの機能を個人用にカスタマイズできるようになるはずです。

新型レガシィでは、この進化に伴ってディーラーナビは廃止され、メーカーナビに集約されることになるでしょう。

ステアリングホイール状のスイッチは、右側のアイサイト用のもののみ確認できます。スイッチ類の配置は大凡変わっていないようですが、これまであったSI-Driveの切り替えスイッチが見当たりません。セレクトレバー周囲にもないようです。となると、大型ディスプレイを介して選択することになるのでしょうか。

 

エンジンは、2種類。日本仕様に、ターボはあるのか?

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次期レガシィのエンジンラインナップは、2種類。ターボモデルとNAモデルの双方が用意されるでしょう。1.5Lと1.8Lの次世代ダウンサイジングターボではなく、現用のエンジンが転用搭載されます。

スタンダードは、直噴2.5LNAユニット。新型フォレスターに搭載されているエンジンです。直噴化により、全域でトルクが強化されており、現行レガシィよりも力強い走りを演出するはずです。スペックは、184ps/5800rpm、239N−m/4400rpm。ただ、スポーツセダンを標榜するには、ちょっと物足りない印象。

注目のトップエンドは、2.4Lの直噴ターボユニットが担います。北米で現行レガシィに搭載されている、3.6L水平対向6気筒の後継ユニットで、昨年登場したアセントに搭載されているエンジンです。263.6ps/5600rpm、375.6N-m/2000〜4800rpmというスペックを誇ります。レヴォーグの2Lターボには劣るものの、上級スポーツセダンらしい、分厚いトルクが楽しめることでしょう。

さてさて、国内向けにはちゃんと2.4L直噴ターボが搭載されるのか、注目です。

 

アイサイトは、ver3を搭載。

日立オートモーティブとの長年の共同作業に別れを告げ、海外サプライヤとの新たなる道を進むとされる、次世代アイサイト。これが次期レガシィに搭載されるのは、少し先のこととなるでしょう。

補足されたテストカーには、現行アイサイトと同様のステレオカメラユニットが搭載されているように見えます。次期レヴォーグが、まったく違う見た目のカメラユニットを搭載しているのとは、対照的です。

つまり、次期レガシィが搭載するアイサイトは、現行のver3.5。海外仕様ではここから車線トレース機能を削除した仕様とし、国内では新型フォレスターに準じた仕様が搭載されるはずです。

もちろん、現行のアイサイトであっても、他メーカーのADASに比べれば圧倒的な性能を誇っています。このアドバンテージは、2〜3年のうちは確実に維持されるでしょう。また、熟成極まった現行アイサイトはトラブルも非常に少なく、差動は極めて安定してます。むしろ、これは歓迎すべき仕様だと言えます。

 

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