スバルショップ三河安城の最新情報。レガシィ、日本で消滅へ!!500台限定車30th Anniversary登場。| 2024年10月24日更新
ニュース ピックアップ [ レガシィ アウトバック ]
2024年10月24日 スバル
2024年09月12日 スバル
2023年07月23日 スバル
2022年05月21日 スバル
2022年04月14日 スバル
2022年03月01日 スバル
2021年09月04日 スバル
2021年04月01日 スバル
さよなら、レガシィ!さよなら、アウトバック!!
2024年10月24日、スバルから悲しいお知らせが発表されました。スバルが、2025年3月末を以てレガシィ・アウトバックの受注を終了することを発表したのです。恐らくは、次期型の登場もないものと思われ、レガシィは今年度末を以て、日本市場から完全に姿を消すことになります。
現行5代目アウトバックが登場したのは、たった3年前の2021年9月のこと。そう、まだ3年しか経っていません。些か早すぎる気もしますが、計画通りなら今後6年以内に7車種程度のBEVが登場するはずですから、モデル削減も致し方ないのかも知れません。
今思えば、確かに現行BT型日本仕様に対する意気込みは、当初から中途半端なものでした。BT型が北米でデビューしたのは、2019年早春のこと。2月にセダンが登場し、4月にはアウトバックが発表されています。しかし、待てど暮らせど右ハンドル仕様の発表はありませんでした。登場の見込み、との情報があっただけでした。
実際問題、スバル社内でどうなっていたのか?実は、BT型開発時点で、右ハンドル仕様には別の開発コードが割り当てられていました。しかし、着手は見送られ、ずっと先送りされていたのです。右ハンドル仕様が日の目を見たのは、2021年1月のこと。しかし、日本ではなくオーストラリアに先んじて投入されたのです。日本仕様が登場したのは、さらに半年以上遅れた9月のことでした。
実は、完成度が高い現行アウトバック。しかし、、、
じゃぁ、意気込みが中途半端だから、クルマの出来も良くないのか?そんなことはありません。5代目アウトバックの完成度は、過去のどのモデルをも遥かに上回るものです。走り、静粛性、スタイリング、ユーティリティ、プレミアム感、そしてホンモノ感、、、ありとあらゆる評価で、ライバル不在の独特の存在感を放っています。
そもそも、アウトバックに本当の意味でライバルは存在しません。X-modeを含むスバル伝統のAWD機構は、高い走破性と優れた堅牢性を実現し、荒れた路面でもドライバーに一切の不安を抱かせません。それでいて、街乗りでも周囲に不用意な圧迫感を与えたりすることはありません。オフロード+プレミアム=デカイ図体+威圧感、という下世話な方程式には染まらない、サラッとしたプレミアムSUV。5代目アウトバックは、真にオンリーワンなポジショニングに成功していたように思われます。
それに引き換え、市場での実績は芳しいものではありませんでした。販売は終始低調に推移していたのは、紛れもない事実です。しかし、その責任をBT型に負わせるのは、少々不条理に思えます。プロモーションが十分だったとは到底思えませんし、米国仕様登場から3年後という「旬を外した」登場も、市場に宜しくない反応を引き起こしたはずです。トドメを刺すように、スバルはレヴォーグに即席SUV・レイバックを誕生させ、有無を言わせずアウトバックに退役を迫ったのです。
嗚呼、何と哀れなアウトバックの最期。。。もっと、しっかりプロモーションを掛けていれば、きっと結果は違ったはず。。
スペシャルな500台限定の特別仕様車「30th Anniversary」!
兎にも角にも、アウトバックに残された時間はあと半年。命運尽きたアウトバック最後のモデルには、最期の徒花を咲かすべく、500台限定の特別仕様車が用意されます。その名も「30th Anniversary」。
そう、来年でアウトバックは登場から30周年なんです。30周年記念車がファイナルモデルとは如何にも悲しげですが、その詳細を見れば、スバルの伝統を受け継ぐ拘りの一品と納得できるでしょう。
【ベース車「Limited EX」に対する特別装備】
■ エクステリア
・ フロントグリル(ブラック塗装+ラスターブラック塗装)
・ フロントバンパーガード(ブラック塗装)&フロントフォグランプカバー(ブラック塗装加飾付)
・ ルーフレール(クロスバービルトインタイプ、ブラック塗装)
・ リヤバンパーガード(ブラック塗装)
・ ドアミラー(ブラック塗装)
・ ブラックOUTBACKロゴ入りリヤドア・サイドクラッディング
・ OUTBACK/シンメトリカルAWDリヤオーナメント(ラスターブラック塗装)
・ ルーフスポイラー(ブラック塗装)
・ 30th Anniversary専用リヤオーナメント
■ インテリア
・ 30th Anniversary専用刺繍(運転席・助手席)
・ ハーマンカードンサウンドシステム*5[専用11スピーカー(フロント6+リヤ4+サブウーファー)]
・ 本革シート(アイボリー×ブラックナッパレザー、シルバーステッチ)[シートベンチレーション(運転席・助手席)、クッション長調整機構(運転席)付]
・ インパネトリム(アッパー/ロア)アイボリー表皮巻(シルバーステッチ)/ブラック表皮巻(シルバーステッチ)
・ ドアトリム ブラック表皮巻(シルバーステッチ)
■ 足回り・メカニズム
・ 18インチアルミホイール(マットブラック塗装)
・ STIチューニング日立Astemo製SFRDフロントダンパー&STIチューニングリヤダンパー
「30th Anniversary」は、驚くこと勿れ!実はSTIチューニング。
注目は何と言っても、足回りの専用チューニング。実はコレ、STIスペック。分かりやすく説明すると、「アウトバック STI Sport」というべきモデルなのです。フロントに装着される周波数応答型ダンパーは、フォレスター STI Sportと同じ日立Astemo(旧SHOWA)製。但し、チューニングはSTIによってアウトバックに最適化されており、これに合わせてリヤもチューニング。しっとり感の中にも、スッキリ感のある仕立てとしたとのこと。
じゃぁ、何で「tS」じゃないんだ?との声が聞こえてきそうですが、スバルによれば、プレミアムSUVであるアウトバックでは、「STI」を仰々しく名乗るより、隠れ「STI」の方がトキメクとの判断。確かに、いつぞやの「AUDI アヴァント RS2」は隠れポルシェチューニングで、トキメク自分がいた事を思い出し、小生は少し納得しました。
価格は、ベースとなったLimitedから+26万円。各種装備を考えれば、これまでのSTIモデルよりは確実にお買い得です。ただ、ここで問題発生。台数は、たったの500台。。。当然、抽選販売です。抽選の申し込み期間は、今日から11月10日まで。その後、11月14日に当選発表があり、11月24日までの間に正式注文を受け付ける、というスケジュールです。
さて、ご興味をお持ちの方は、急いで店頭へ。このチャンスを逃したら、二度とアウトバックには出会えませんよ。