次期アウトバックが、4月17日ニューヨークでワールドプレミア。 [2019年04月11日更新]
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セダンから遅れること、3ヶ月。遂に次期アウトバック発表される。
当方の予想は見事に外れ。。。次期アウトバックが、4月17日より開催されるニューヨーク国際オートショーでワールドプレミアされることが発表されました。
2019年1月に発表された、レガシィ・セダン。その姿がスクープされたのは、2018年夏のこと。しかし、次期アウトバックの姿は、只の一度もスクープされていません。これだけ巷にスマホが溢れる時代です。よもや、誰にもバレずにテスト走行が行われていたとは、考えにくく。。。
そこで、当方はそのスケジュールは最低半年は遅れていると見て、2020年初冬の発表と予想していました。ところが、実際の発表は2019年春。セダンに遅れることたった3ヶ月の発表となったのです。
米国での発売開始は、2019年秋以降。さらに、ズレ込み2020年初冬の可能性も。
さて、次期アウトバックの発売開始はいつ頃となるのでしょうか。まず、発表済みのセダン、その発売開始は発表から10ヶ月後の2019年秋。となれば、次期アウトバックの発売はこれに約3ヶ月遅れて、2020年初冬となる可能性が高いといえます。この時期は、北米で多数の自動車ショーが開催されることから、打って付けの時期です。
一方で、セダンとアウトバックの同時発売という可能性もあります。が、となると発表時期をズラす意味がそもそも希薄になります。
何れにしても、米国の販売サイドは早すぎる発表に頭を抱えることになるでしょう。新型が発表されているのに、わざわざ旧型を購入する方はかなり限られるからです。現行アウトバックは、月間1.5万台を販売する基幹車種。今後、この販売が減速することは不可避です。この落ち込みを、フォレスターとアセントで果たしてカバーできるのか。スバルの北米市場での販売力が問われることになるでしょう。
果たして、日本での発売開始はいつか?
一方の日本市場での発表は、いつになるのでしょうか。少なくとも、2019年中に発売されることはないようです。恐らくは、2020年春頃。つまり、約1年後の発売開始になるものと想像されます。
日本発売に際しての最大の課題は、全面的に刷新されたインフォテイメントシステムです。新型レガシィで採用される、ナビと操作系を統合表示する新たなインフォテイメントシステムは、日本に対応させることはできるのか。そして、それがいつになるのか。それが日本発売の時期を左右することになるでしょう。
これまで、スバルは北米と日本市場で、ナビを全く分けて考えてきました。
北米市場ではメーカーナビを基本とし、通信機能を充実させて積極的に新たなサービスを提供してきました。例えば、スマホを使ってリモートでエンジン始動が可能であるなど、日本からすれば羨ましい機能が既に実現しています。しかし、クルマに造り付けのメーカーナビは、後日ユーザーが換装するのは、基本不可能。これは、乗り潰しスタイルのユーザーには、由々しき問題。
そのため、日本市場では将来的な換装が簡単に行える、ディーラーナビを基本にしています。ビルトインナビと呼ばれるシリーズはこの発展型で、見た目はメーカーナビでも、実態はディーラーナビという代物。使いやすい上に、ナビメーカーのサービスが幅広く受けられるメリットがあります。ただ、車両との親和性は低く、この先のコネクティッドの時代には対応することはできません。そのため、何処かのタイミングでメーカーナビに回帰するのは、既定路線なのです。
販売台数が限られるであろう、次期レガシィ。その中で、スバルは実験的にメーカー純正のインフォテイメントシステムを導入するのか。リスクを避けてビルトインナビを継続するのか。日本向けのレガシィのセンターコンソールは大いに注目されるところです。