スバルの今後を占う。その2〜2016年のスバル〜 [2015年12月29日更新]

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文責:スバルショップ三河安城 和泉店

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ボクサーディーゼルの投入はあるのか?

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VWの一連の問題以降、EUでは「クリーンディーゼル」というフレーズが問題になっています。俗に「クリーンディーゼル」と呼ばれるエンジンの搭載車であっても、一般のガソリンエンジンの排ガスの方が圧倒的に「クリーン」なのです。「クリーン」というのは、過去のディーゼルのそれに対する比較でしかないのです。EU域内では、乗用車の販売台数の約半数をディーゼル車が占めるようになっています。ここまでディーゼルが増えるとPMなどによる大気汚染も深刻なようで、パリなどでは市内からのディーゼル車の「締め出し」についてすでに議論が始まっています。もう、ディーゼルの時代は終わりかけているのです。

今年、VWグループは懸案の問題を受けて今後軸足をEVに置くことを宣言しました。一方のトヨタは、2050年で内燃機関の生産を終了することを宣言しています。乗用車向け内燃機関の終了がさらに早いと考えれば、たった20年足らず。もう時間は限られているのです。「際立とう2020」にはディーゼルに関する記述が一切ないことからも、ボクサーディーゼルの国内導入は望み薄でしょう。ヨーロッパよりも北米に軸足を置いているスバルにとって直噴化こそが最優先であり、ディーゼルへリソースを割く余裕はないのでしょう。

 

文責:スバルショップ三河安城和泉店 営業:余語洋樹

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