フォレスター・SPORT、試乗車が和泉店到着。早速、インプレッション。CB18の実力や如何に。 [2020年11月22日更新]

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文責:スバルショップ三河安城 和泉店

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担当:余語

 

ダウンサイジングターボFB16DITのネガを一掃した、ライトサイジングターボCB18の可能性。

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CB18は、非常に多くの可能性を提示してくれました。FB16DITに比して、たった+7psというスペック。これに失望したファンも多くいることをお伺いしています。しかし、それは比べる相手がそもそも違うのかも知れません。

確かに、CB18は新型レヴォーグと同時発表されましたから、FB16DITの如くレヴォーグ専用のスポーツエンジンなのか、と思われました。しかし、今回のフォレスターの動き(2.5LNAの廃止→CB18の新設定)を勘案すれば、国内スバルの最上級エンジンとして設計されたものであることが理解できるでしょう。

つまり、比べるべきはFB16DITではなく、2.5LNAなのです。FB16DITは、余りにもネガが多すぎました。ターボラグは過大でコーナーのピックアップが悪く、リズム感に乏しい。[S]モードで踏み込むと、トルクがオーバーシュートして、速度維持が困難。それらネガを全て一掃すべく+200ccの余裕を与え、2.5L直噴NAに匹敵するリニアリティと低速トルク。そして、新世代エンジンに相応しい「実用燃費」を実現する。それが、CB18です。

空燃比の切り替え時の違和感はまったく感じられず、リーンバーンモードを上手く使えば、もっと高い実用燃費を得ることもできそうです。それでいて、高燃費車にありがちなスカスカ感はなく、2000rpmも要らないと思わせる程、低速からしっかりトルクがあります。高速域でのパンチ力に劣るとは言え、リニアリティは比較にならない程向上しています。そういう意味に於いて、CB18は素晴らしい仕上がりを見せています。寧ろ、スポーツドライビングでは、e-BOXERはもちろん、FB16DITやFB25よりも格段に扱いやすいはずです。

大切なのは、トータルパフォーマンスです。ただ、その一方でエンジンとてスバルの「商品」ですから、ファンを喜ばせる「理由」も不可欠です。WLTCモード燃費に大きな変化はなく、パフォーマンスの絶対値差も僅かです。その点では、CB18はスペック上でのアピールに欠けているのも事実でしょう。

もちろん、これは単なる小生の私見に過ぎません。感じ方は人によって様々です。皆さまも是非ご試乗をなさって、存分にご評価していただけることを願っています。

ボアピッチの変更は、もう最後!?注目の補機類配置。

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最後に、CB18とFB16DITを比較した写真をどうぞ。CB18では特別要を成さず、緊急時には邪魔でしか無いエンジンカバーは、レス仕様に変更されています。また、インタークーラは空冷のままながら、搭載位置が後退。トランスミッション上に隙間を多く確保して、エアの抜けを改善しているようです。ただ、この位置から大量のエアを下面に吹き付けることは、空力的には決して正しくはありません。やはり、水冷のほうが。。。

CB18では、ボアピッチの縮小等によってエンジン全長をコンパクト化。これにより、ラジエータとエンジン前面の間に充分なスペースが確保されています。また、ベルトは1本掛けから、2本掛けへ変更。一方、ロングストローク化に伴うエンジン全幅については、タペットカバーの小型化によって相殺しているため、エンジンサイドにも同等のスペースが確保してあります。

 

C型フォレスター スバル公式 2020年10月

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photo by SUBARU
 

文責:スバルショップ三河安城和泉店 営業:余語

 

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