「STI Performance Concept」登場。STI、北米進出開始。 [2015年04月02日更新]
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コンセプトモデル「STI Performance Concept」を発表。
4月2日、スバルUSAは2015年ニューヨーク国際自動車ショーにて新たなるコンセプトモデル「STI Performance Concept」を発表しました。「BRZ」をアグレッシヴに進化させたこのモデルは、「BRZ」のチューニングバージョンというより、SuperGT GT300仕様のロードゴーイングバージョンと表現したほうが適切かもしれません。
スバルはなぜ、このタイミングで、このコンセプトモデルを、ニューヨークで発表したのでしょうか。
この発表は、何を意味するのか。
スバルは、新中期経営ビジョン「際立とう2020」において、より付加価値の高いスバルブランドを構築することを目指しています。個性的なメカニズム、徹底した安全性能、そしてスバルならではの魅力的な「走り」。このスバルブランドをより魅力的にする鍵、それがSTIなのです。
STIは、BMW「M」やメルセデス「AMG」のようなスパイスの効いたドーピングモデルブランドではありません。緻密に精細に、徹底的な走り込みで煮詰めていく、それがSTIの姿です。派手ではないけれど、限られたコンポーネントから高品質なパフォーマンスを引き出していくその様は、日本の伝統的な職人気質に重なるものがあります。STIは、「スバル」をより濃密に表現している、と言えるのかも知れません。
これまで発売されたSTIのコンプリートカーの数々はすべて日本国内限定販売であり、海外のスバリストにとっては欲しくても決して手に入らない幻のモデルであり続けてきました。今回のプレスリリースには「コンプリートカーの展開も検討」と明記されており、その禁断の扉が開かれる時期が間近に迫っていることを伺わせます。
北米で初めて販売されるSTIコンプリートカーは、今回の発表も考慮に入れれば、2月の「大阪オートメッセ」に突如出品された「BRZ tS CONCEPT」になるでしょう。
STIの海外進出による、国内のスバリストへの恩恵とは。
これまでSTIコンプリートカーは、希少価値と生産キャパを考慮した500台程度がその限界でした。この規模では予算規模も限られたものとなり、チューニングできる箇所も自ずと限定されてしまいます。もっとスペシャリティのある1台を。そんな熱いスバリストの思いに応えるためには、より多くの台数を販売する必要があるのです。
もし、STIコンプリートカーが北米でも販売されるのであれば、国内分と合算して2000台弱の販売は可能でしょう。ここまで台数を増やせれば、STIが思う存分手を加えたもっとビビットな1台を期待できるかもしれません。