BTCC Rd6:ハイライトムービーとRace2のレースレポートをアップ。 [2016年08月08日更新]
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BTCC第6ラウンド。第16戦でターキントンが優勝!!
開幕ギリギリに完成した4台のレヴォーグ。前半戦で既に初優勝を飾るなど進化を続ける一方で、エンジン出火で欠場を余儀なくされるなど、まだ道半ばといった状態。
1ヶ月のインターバルを挟んで開催された第6ラウンド、スネッタートン。BMW、ホンダ勢にポイントランキングで肉薄できるのか。レヴォーグの活躍は如何に?
第16戦:ターキントンが優勝。そして、4台すべてがトップ10フィニッシュ!!
予選は、シビック52号車に僅か0.015秒の遅れで、ターキントンの4号車が2位。一方、99号車のプレイトは11位。20号車のコールが13位、39号車のスコットは15位。
青空の下、Race1スタート。ホールショットは、52号車シビックのシェドン。2位のターキントンがピッタリとテールにつけます。プレイトは一気に4台をパスそて、7番手で1コーナー。トップ集団は数珠つなぎ状態で、ターキントン、7号車のフォード、116号車のMG、33号車のメルセデス、80号車のトヨタ、そして7位にプレイトが続いていきます。BMW勢は遅れを取っており、トルドフの600号車は10位に沈んでいます。
ターキントンがシェドンに激しいプレッシャーを掛けていきますが、冷静なブロックラインでシェドンはトップをキープ。後方から7号車のジャクソンのフォードもターキントンの隙を狙っています。ペースが上がる上位5台から。これ以上離されたくないプレイトは、早くイングラムの前に出たいトコロ。しかし、このスネッタートンではオーバーテイクは難しい模様。
11位と12位に39号車と20号車が上がってきます。これまで、厳しい戦いを強いられていきた2台も、本来のポテンシャルを発揮し始めたようです。
ターキントンはさらに激しくシェドンを攻め立てます。アウトからインから、ブレーキングを遅らせてノーズをねじ込む機会を伺います。ドアが開いたのは8周目。シェドンは完全なブロックラインでインをガッチリキープして、ヘアピンに進入。バンパーtoバンパーでターキントンもギリギリのブレーキング。ここにアウトから、ジャクソンも並びかけていきます。ターキントンは、シェドンが立ち上がりで見せた隙間にノーズをねじ込みます。シェドンとターキントンはサイドbyサイドで、2度3度と激しくコンタクト。激しいプレッシャーで、ターキントンをはねのけようとしますが、失敗。次の進入でイン側となったターキントンがトップを奪取。
レース終盤、プレッシャーを掛け続けるプレイト。残り2周、イングラムのアウトに並びかけたプレイトはサイドbyサイドで立ち上がり、一気にパス。5位に浮上します。ターキントンはそのまま危なげなくチェッカー。今季3勝目を飾ります。プレイトは5位。そして、39号車のスコット、20号車のコールが9~10位でゴール。4台がトップ10フィニッシュとなりました。
第17戦:ターキントンが2位表彰台を獲得。
PPからスタートとなるターキントン。1コーナーはトップを守るも、ジャクソンのフォードが速く、Race1でターキントンとまったく同じやり方で、トップを奪います。その後ろ、3番手シェドンに対してメルセデスのモーガンが激しくチャージ。2周目、ターキントンのインを伺ったシェドンの行き足が鈍った所を、モーガンがプッシュ。たまらず、シェドンはハーフスピン。何とかこれをたて直すも、イングラムのプレッシャーも受けるモーガンは焦ったのか、再びシェドンをプッシュ。シェドンはダートに押し出されて順位を失います。モーガンが3位、25号車のニールが4位に浮上。
トップ2台は、安全マージンを作って周回。その後方、100号車のコラードがRace1とは見違えるようなハイペースで順位を上げてきています。一方、プレイトはペースを上げきれず、これまたイングラムとの激しい攻防を続けています。シリーズランキングトップのBMW勢は、ホンダ、スバル勢にとって決して前に出してはならない存在。しかし、コラードはプレイトをあっさりパス。ファステストを連発しつつ、猛烈になチャージを開始します。5周目、仇討とばかりにニールがモーガンをパスしますが、そのモーガンの後方にはコラードが迫っていました。コラードは躊躇すること無く、クロスラインでモーガンを料理。その前方のニールに照準を合わせます。
残り2周、遂にニールのテールを捉えたモーガンが、インにノーズをねじ込みます。サイドbyサイドで立ち上がる両者。明らかにペースに勝るコラード。ダートに押し出されたニールも一歩も引きません。ギリギリのフルブレーキングでブロックラインをキープしたニールが何とか、2位をキープ。その後の猛攻にも耐えたニールが3位表彰台を獲得します。
トップ2台は安定したペースで終始走りきって、チェッカー。ターキントンは2位表彰台を獲得しました。
第18戦:惜しくも、スバル勢は表彰台を逃す。
リバースグリッドとなるRace3は、Race2を8位で終えたトルドフがPP、2位にイングラム。スバル勢は、プレイトの99号車が3位、ターキントンは7位からのスタートとなります。第18戦となるRace3がスタート。上位勢は順調にスタートしたものの、後方で大クラッシュが発生。5台が巻き込まれてその場でリタイヤ。この内、54号車のシボレーがホームストレート脇のガードレールにリヤから乗り上げると、そのまま大回転!カメラマンが陣取る特設スタンドをなぎ倒す大クラッシュ。幸いけが人は無かったものの、ヒヤッとさせるアクシデントとなりました。赤旗が振られる中、トルドフのBMWがピットに入って戦線離脱。ランキングトップのトルドフはここで痛いリタイヤとなります。
リスタート。コラードのBMWがトップ、ここにプレイトのスバル、ジャクソンのフォードが続きます。後方では、ホンダのシェドンとトヨタのオースティンのペースが良く、順調に順位を上げてきています。プレイトはペースが上がらず、相次いで両者にパスされてしまいます。シェドンの勢いは留まることを知らず、何とトップのコラードに迫ります。追いついたシェドンは、一気に並びかけ、サイドbyサイドからグリーンに気迫で押し出してトップを奪取。負けじとコラードもシェドンのリヤをプッシュするも、猛攻を堪えたシェドンはそのままチェッカー。プレイトは、終盤オースティンの後塵を拝し4位でチェッカー。スバル勢は、久方ぶりに表彰台を逃しています。
残りレースが少なくなる中、ホンダ勢とBMW勢を決して前に出してはならないスバル。終盤戦での奮闘が期待されます。