新型XV、まもなく登場。見た目だけじゃない、タフな本格派。 [2017年01月24日更新]
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新型XV、まもなく登場。
3代目となる新型XVのワールドプレミアは、3月9日〜19日にスイスのジュネーブで開催されるジュネーブ国際モーターショーに予定されています。不振だった3台目インプレッサのモデル末期に追加された特装モデルであった、初代XV。スバルらしからぬボディーカラーとTVCFで若年層を中心に好評を博した、2代目XV。
そして、3代目。SUBARU GLOBAL PLATFORM採用の第二弾モデルであり、スバルの主観車種として進化することを期待されるモデルです。
トランプの「デスノート」。次のターゲットは誰?
昨年、北米でXV(北米名:XV CROSSTREK)は、年間販売台数9万5677台を記録。好調には違いありませんが、フォレスターとアウトバックの約半分という数字。これを何とか、上位2車種に近づけたいというのがスバルの希望でしょう。そうなれば、年間10万台を上積み可能。来年にはさらに大型3列SUVが控えており、合計で年間15万台は確実となります。スバルは、さらなる上昇機運の中にあるようです。
ところが今、世界の自動車工業会は北米市場について疑心暗鬼になっています。ドナルド・トランプ合衆国大統領の「デスノート」で、ターゲットにされるメーカーが続出しているからです。カナダやメキシコで生産し、NAFTAを利用して無関税で米国に輸入しているメーカーは特に危険です。幸いにして、スバルは米国にしか生産拠点を置いていません。ただ、その6割以上を米国で販売するという、米国依存体質は変わりません。
今は、デスノートのターゲットがメキシコ生産に置かれていますが、米国で「儲ける」メーカーもターゲットになる可能性も無くはありません。新大統領は、日本の自動車メーカーの日本への輸出依存を批判しており、脅えながらSNSをチェックする毎日は、しばらく続くことでしょう。
カッコだけのクロスオーバーではない、北米で鍛え上げられたタフな本格派。
新型XVは、新型インプレッサのクロスオーバーモデルです。最低地上高を200mm程度まで嵩上げし、タイヤを大径化。樹脂無塗装部品をアクセントに、エクステリアをリフレッシュして、アクティブなイメージを付与するのが、レシピ。新型XVのティザー画像を見る限り、それは今回も変わりないようです。
ただ、北米ユーザーはクロスオーバーモデルだからと言って、楽をさせてくれません。斜度30度以上のラフロードを登坂させたり、結構水深がある川に突っ込んだりと、試乗レポートでも内容が圧倒的にハード。新型XVも、カタチだけのSUVではダメで、本格派でなくてはならない。XVはナヨッちいカッコだけのクロスオーバーモデルではないのです。
酷いものだと、最低地上高さえそのままというクロスオーバーモデルが多い中、これだけのタフさを備えるXVはアクティブライフのパートナーとして最適だと言えるでしょう。時々はガレ場を走るという方、新型XVは本当にオススメです。気になる方は、お早めに店頭にお越し下さい。最新情報とともに、お待ち申しております。