和泉店にレヴォーグの試乗車が登場!ツーリングアシストの実力徹底検証。 [2017年09月09日更新]
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後期型レヴォーグの試乗車が到着!最新インプレッション!!
和泉店に、マイナーチェンジを行ったレヴォーグの後期型試乗車が到着しましたので、早速レポートをお伝え致します。
今回の試乗車は「1.6 STI Sport EyeSight」。ボディカラーは、またまたクリスタルブラックシリカ。当店の試乗車がブラックばかりなのは、会社がブラックだからではなく、再販価格を考慮してのことです。悪しからず。
気になるのは、やはり巷で噂の飛び道具。アイサイト・ツーリングアシストでしょう。ツーリングアシストは、ver3のマイナーアップデート版(以下、通称:ver3.5)で、アクティブレーンキープ(ALK)の範囲を0km/h〜135km/hに拡大したのが最大の特徴です。この他、ALKの制御対象に先行車を追加しつつ、片側の白線および先行車のみでも車線認識を可能にしています。
さて、アイサイト・ツーリングアシストの実力は如何ばかりでしょうか。早速、走ってみましょう。
驚愕の進化を遂げた、静粛性能。
マイナーチェンジによって鋭さを増した眼光に目を留めつつ、ドアを開けてドライバーズシートに乗り込みます。深く渋い臙脂色に彩られた本革シートに身をうずめると、心地よいショルダーサポートが上半身を包み込みます。随所に散りばめられたチェリーレッドのアクセントが、パフォーマンスカーらしい高揚感を演出します。
驚かされたのは、驚愕の進化を遂げた静粛性です。ドアが閉じられた瞬間に、パンっと音が消えて、まったくの静寂に包まれます。その変化は、本当に劇的です。
今回のマイナーチェンジに際して、前後ドアガラスとリヤゲートガラスの板厚のアップ、ウィンドウモールの変更、発泡剤の充填やサイレンサーの追加等、彼方此方に微に入り細に入るアップグレードが念入りに行われました。でも、ここまで進化するとは驚きです。
クリアでクールな印象に変わった、インテリア。
インテリアのデザインも変更されています。全ディーラーナビを8インチ化するために、センタコンソール廻りのデザインを変更。MFDはインプレッサと同じサイズまで拡大され、表示もまったく新らしくなりました。静粛性が高まったうえに、アンバー系の照明は数を減らしたため、インテリアは全体的にクリアでクールな印象に変わっています。
ドアコントロール部やナビ周りのパネルは、ピアノブラックに変更されています。クリアで品質感が高いピアノブラックですが、指紋や傷が気になる方にとっては災難かも知れません。
アイドリング音も、より静かに。
スタートボタンをプッシュすると、エンジンが静かに目を覚まします。エンジンそのものに対する変更はないようですが、アイドリング音は静かになっています。前期型にあった、ともすれば品質感がスポイルされかねないノイズが、明らかに少なくなっているようです。エンジンが遠くにあるようなイメージでしょうか。静粛性の強化が、此処にも好影響を与えているようです。
電動サイドブレーキを解除して、セレクトレバーをDレンジに引き込み、ブレーキをリリースすると、レヴォーグはスルスルと静かに動き出します。
ブレーキのタッチは、かなりマイルド。インプレッサのようにグッと制動力が立ち上がる仕立てではなく、ストロークに比例して制動力がリニアに増していく仕立てです。
エンジンマッピングが刷新され、ドライバビリティが劇的に向上。
さて、レヴォーグ専用エンジンであるFB16DITは、マイナーチェンジに合わせて制御マップの見直しが行われています。前期型レヴォーグで、コーナリングワークがギクシャクする原因となっていたトルクの唐突感。これを解消するのが目的だと思われます。制御マップで見ても、トルクの唐突感と谷間の解消を狙っていのが分かります。
実際に、加速するとどうでしょうか。1.6Lモデルでは、エンジンモードは[I][S]の2種類。[S]モードでは回転数が高めにキープされるので、再加速のレスポンスが良く、最大加速もより高くなります。[I]モードでは、積極的に変速していくので回転が常に低く保たれ、燃費を良好にキープします。
まずは、[I]モードで実際に加速してみましょう。アクセル開度が少ない領域でのトルクの立ち上がりをマイルドにしているのが分かります。踏み代が増えた印象と言えば良いのでしょうか。アイサイトの加速とのマッチングも良くなっていて、ムダな加速はかなり抑制されています。
次に、[S]モードにチェンジ。すると、前期型のようなアグレッシブさが薄まっているのが分かります。これまたアクセルのストロークが広がったような印象で、ガッツリ加速させたい時は奥まで踏み込む必要があります。その代わり、前期型にあったピーキー感が払拭されているので、[S]モードでも日常使用が充分可能だと思われます。
制御を変更したお陰で、いわゆる「ターボでござい!」といった前時代的な加速感は払拭されました。トルクの出方はリニアになっていて、まるで大排気量NAの如くトルク制御がしやすくなっています。
乗り心地評価と走りの評価は、また後日・・・。
乗り心地については、まだまだ走行距離が二桁ですから評価するのは時期尚早かも知れません。 それでも、STI Sportらしいカドの取れたマイルドな当たりが好印象です。詳しい評価は、もう少し当たりが付いてきた際に、追ってご報告申し上げます。
高速域では、ver3とほぼ変化なし。というより変化の必要なし。
さぁ、本題のツーリングアシストです。
国道23号線に進入、流れに乗っていきます。ALKを待機状態にして、全車速追従機能付クルーズコントロール(ACC)を作動。直ちに、ACCが速度制御を開始するとともに、数秒後にALKも作動。レヴォーグは、自らの意志で走行し始めます。
バイパスならではの60km/h+αの領域は、ver3でもALKが動作可能な領域ですので、ver3.5でも変化はないようです。スムーズに車線をトレースしつつ、先行車との距離を制御していきます。もちろん、10数秒おきにハンドル保持の警告が出るのは変わりません。
ただ、認識できる車線が片側のみでのALKの動作が維持できるようになったので、若干ALKの動作領域が拡大したようにも感じます。ただ、両側の白線が摩滅している区間では、やはりロストしてしまいました。より薄い白線でも動作が維持できるようになったかと言えば、そうでもないようです。