STI Sport第3弾は、WRX S4。満を持して、登場。 [2018年09月12日更新]
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STI Sport第3弾、それはWRX S4。しなやかな乗り心地と最高のパフォーマンス。
スバル伝統のボクサーターボと、左右完全バランスのAWDシステム。没個性などという言葉とは、全く対局にある貴重なハイパフォーマンスセダン。それが、WRX S4です。
スバル伝統の、ホットなピュアスポーツイメージを受け継ぎつつ、世界最高峰の安全性能と運転支援技術を両立する、世界でも珍しいモデルです。
アイサイト付きのスポーツモデル?CVTのハイパフォーマンスセダン?そんなの邪道!まったく矛盾している!と断じる方もいらっしゃいますが、それは早計と言うもの。一度、乗ってみてください。スバルが提案する、新時代のスポーツセダンの姿がありありと感じられるはずです。
そんなS4に今回登場したのが、最高峰モデル「STI Sport」です。
2016年5月にレヴォーグで登場したSTI Sportは、これが第3弾。「スバルならでは」の走りにさらに磨きを掛け、より高い動的パフォーマンスを実現すると共に、しなやかな乗り心地をさらに進化させています。
WRX S4 STI Sportのチューニングレシピ。
チューニングレシピは、レヴォーグと共通。サスペンション系のチューニングがメインです。前後スプリング&ダンパーは専用品に変更され、より高次元で乗り心地とパフォーマンスを両立させます。
STI Sportならではの乗り心地を実現する魔法のダンパー「DampMatic®Ⅱ」は、フロントに採用。このダンパーの秘密は、中子にあります。ダンパー筒内に封入された中子の動きによって、フルードの通過抵抗が変化。小ストローク時は柔らかく、大ストローク時には固くなります。そのため、乗り心地はあくまでマイルドでありながら、ボディの挙動はガッチリ抑え込むことが出来るのです。「完全アナログ」な仕掛けだからこそ、電子制御特有の不自然さを排除しつつ、リニアかつ自然な減衰特性を実現しています。
また、ステアリング系の精度と応答性を高めるために、専用の高剛性クランプスティフナーを採用。ステアリングギアボックスの取付剛性を向上を図っています。
シックな装いの大人のスポーツセダンが、渋めの進化。
エクステリアでは、一見して分かる変更点は多くありません。むしろ、WRX STIとの判別が難しくなっています。鮮やかなSTIバッジが各部に配されますが、これだけで瞬間的にWRX STIと見分けるのは、至難の業。フロントフォグランプの有無と、リヤのS4のバッジで見分けるしかありません。
18インチのホイールは、ダークグレーメタリック塗装となり、ブラックのドアミラーと共にサイドの印象をグッと引き締めます。トランクスポイラーは、大人な雰囲気のリップスポイラーを採用。ちょっと大袈裟なアピアランスは気が引ける、なんて方にも安心です。
インテリアは、STI Sport共通のワインレッドを基調とした本革仕立て。カタログ写真では派手過ぎるとお感じになるかも知れませんが、実際に乗ってみると存外に落ち着いた色合い。これが意外に馴染むのです。
これ見よがしの派手さは追わず、シックな場にもちゃんと馴染む、大人のスポーツセダン。そんな印象です。
ただ、速ければイイってもんじゃない。それが、STIの哲学。
WRX S4 STI Sportは、尖ったドーピングモデルとは一線を画しています。エンジンには一切手を付けておらず、専ら足廻りのチューニングのみ。そこには、STI独自の哲学があります。
STIが目指すのは、サーキットでのラップタイムではありません。いつ如何なるときも快適でありつつ、クルマとの対話を楽しめる、濃密なマン・マシン系の実現にあります。尖った性能、つまりスリルではなく、安心の上にある愉しさ。それが、STIの哲学です。
ラップタイムを稼ぐなら、手っ取り早くタイヤを変えればイイだけのこと。でも、そこに楽しさはありません。
路面にしなやかにタイヤを追従させつつ、限界付近でクルマと語り合う。冷や汗をかきながらクルマと戦うのではなく、鼻歌を歌いながらコーナーを楽しむ世界。それが、STIの目指す真骨頂です。
WRX S4 STI Sportは、オリジナルのS4の世界をさらに突き詰めて、STIの哲学を注ぎ込んだモデルです。実は、このS4こそが今のスバルの理想形であることをご存知でしょうか。
安心と愉しさ。それを具現化するスバルの象徴。それが、WRX S4の存在価値。
安心と愉しさ。それは、スバルのブランド・スローガンです。実は、WRX S4がそれを象徴する存在なのです。
愉しみたいときは、溢れんばかりのパフォーマンスで愉しさを。移動に徹するときは、最新鋭の運転支援システムでアシストで安心を。あらゆるシーンで最高の愉しさと、最高の安心をお届けする。それが、WRX S4の魅力です。
低重心・左右完全バランスのドライブトレインは、シュアでリニアなハンドリングを実現。ただ、曲がるだけじゃない、完璧な人馬一体感を描き出します。スポーツリニアトロニックはCVTとは思えぬダイレクト感を実現。踏んだ瞬間に濃密なトルクで路面を蹴り出します。
世界最高峰の能力を誇る、アイサイト・ツーリングアシストは0km/hからの先行車追従と車線維持が可能。数十kmの行楽渋滞でも、疲れ知らずです。プリクラッシュブレーキは、光学カメラならではの確実な目標判別を実現。S4の強力なストッピングパワーで、衝突の危機を最大限回避します。
スバルの誇る、究極の愉しさと、最高峰の安心。それをギュッと1台に詰め込んだのが、WRX S4。それに、さらにSTI哲学をプラスしたのが、WRX S4 STI Sportです。400万円というプライスタグは、一見高く感じます。しかし、300ps級のスポーツモデルが国内唯一であり、海外勢が軒並み500万円オーバーだと考えれば、相当にリーズナブル。ちょっと値がはるかもしれませんが、スバルとSTIの理想をギュッと詰め込んで生まれた、WRX S4 STI Sport。かなりオススメです。
スバル公式:WRXS4STISportの主要装備
足回り/メカニズム
・245/40R18タイヤ&18インチ×81/2Jアルミホイール(ダークグレーメタリック塗装)
・STIチューニングビルシュタイン製ダンパー&コイルスプリング(フロント:DampMatic®Ⅱ、倒立式)
・高剛性クランプスティフナー(左右)付電動パワーステアリング
エクステリア
・WRXS4STISportフロントグリル(ダークメタル塗装)
・STIエンブレム付サイドガーニッシュ(ブラックカラード)
・STIエンブレム(フロント&リヤ)
・ブラックカラードドアミラー
・トランクリップスポイラー(ブラックカラード)
・シャークフィンアンテナ(ブラックカラード)
インテリア
・本革巻ステアリングホイール(レッドステッチ+高触感革+STIロゴ入りハイグロスブラックベゼル)
・本革巻シフトレバー(レッドステッチ+高触感革+ハイグロスブラック加飾パネル)
・RECAROフロントシート(ブラック/ボルドー、レッドステッチ+STIロゴ入り)
・STIロゴ入りステンレス製サイドシルプレート(フロント)
・フェルト巻フロント&リヤ大型ドアポケット(ボトルホルダー付)