レガシィが、E型に進化。アウトバックにX-BREAK新登場。 [2018年09月13日更新]
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レガシィが、E型になって更なる進化を遂げる。
次世代レガシィの登場が日毎迫る中、現行レガシィが最終進化を遂げて登場します。2014年の登場から、早4年。4度目の年次改良を迎えて、E型への進化を果たしたのです。もはや、完熟の領域に達した6代目レガシィ。
今回は年次改良の詳細と、注目の特別仕様車X-BREAKについて、詳しく見ていきましょう。
年次改良のポイントは、3つ。
昨年にマイナーチェンジをしたとあって、今回の年次改良は小規模に留まっています。主な改良点は以下の4つです。
1.プリクラッシュブレーキの性能向上。
自車と同一方向に進行中の自転車・歩行者及び先行車に対する、減速動作のタイミングを早期化。衝突回避性能の向上を図っています。この改良は、レヴォーグ/S4、新型フォレスターでも同様の改良が実施済みです。
また、極低速走行時に前方障害物を感知し、誤ってアクセルを踏んだ場合、プリクラッシュブレーキが作動するようになりました。AT誤発進抑制制御が警告中で、車速20km/h以下、かつアクセル開度100%の場合にのみ作動します。但し、運転手のステアリング操作から衝突回避操作と判断した場合は、プリクラッシュブレーキを作動させず、回避操作を優先します。
2.オートビークルホールドを新搭載。
オートビークルホールドは、ブレーキを踏んで停止させた時、ブレーキペダルから足を離した際にブレーキ液圧を保持して、停止状態を維持する機能です。再発進動作があった場合は、停車保持を解除します。なお、停止保持時にシートベルトを外しても、自動解除はされません。
3.外装色の差し替え。新色の採用。
レガシィ以外でも各モデルに標準設定されてきたダークグレーメタリックを廃止し、新たにマグネタイトグレーメタリックを新採用してます。この差し替えが、他モデルに波及するのか注目されます。
また、アウトバック専用色で、明るめのグレーだったプラチナムグレーメタリックが廃止されています。新たに採用されたのは、レヴォーグ後期型から採用されたストームグレーメタリック。青みの強い落ち着いた色調のブルーグレーです。
4.セキュリティの監視対象に、ボンネットフードを追加。
セキュリティ作動時に、ボンネットフードがこじ開けられたり、不正に開放されたと判断した場合、警報を作動させます。エンジンルームのバッテリ外しやホーン切断を抑止する他、エンジンルーム内の部品盗難を防止します。
最大の注目は「X-BREAK」海外仕様のルーフレールを装備した、タフネスなアウトバック。
X-BREAKは、撥水加工インテリアを装備するアウトドア専用グレード。フォレスターで人気を集めるX-BREAKが、いよいよアウトバックにも登場します。上級グレードのLimitedをベースに、撥水加工インテリアとダークなエクステリアを組み合わせた、期待の特別仕様車です。
ブラックアウトされたフロントグリル、ダークメタリックのスペシャルホイール、ブラックカラードドアミラーなど、漆黒に彩られた深みのある渋さがタフネスさを強調します。サイドガーニッシュとフロントグリルには、イエローグリーンのアクセントがさり気なく光り、アウトギア感を演出。スバルSUVが誇る、走破性を強く静かにアピールしています。
撥水加工が施されたインテリアは、イエローグリーンのステッチがアクティブ感をプラス。レガシィの上質感に、アウトドアギアのファンション性と機能性を与えています。
ルーフレールは、海外では標準のゴツいタイプを装備。このルーフレール、必要のないときは格納し、使うときだけ90度展開させてマウントできる優れもの。ただ、ルーフレールとして使用するには、専用のアタッチメントが必須とのことです。
新登場のX-BREAKは、かなりオトクなベストバイ?
X-BREAKは、車両本体価格315万円(税抜)。ベースとなった、Limitedと比較すると-15万円もお得。本革シートがファブリックの撥水加工シートに変わり、ペダルがアルミ製でなくなり、エクステリアのシルバー加飾もレス。ただ、それはX-BREAKの演出の一環で外されたものですから、マイナスの印象はありません。逆に、パワーリヤゲートが標準装備となるなど、むしろお得感が強い印象です。
国内市場では、上質で落ち着いたツーリングワゴンの印象が強いアウトバックですが、X-BREAKにはその印象をガラリと変えるほどのインパクトがあります。上質でありながら、骨太のタフさがある。もっと、遊べる上級SUVとして、アウトバックを愉しむのは如何でしょう。
ベストチョイスは、やはりダーク系のボディカラー。マット仕様にラッピングしてもイイかも知れません。アウトドアギアのステッカーがベタベタ貼っていくのも、面白いかも。X-BREAKは、ただ乗るだけじゃなく、遊べるアウトバックなのです。
さて、皆さんなら、どんなアウトバックに仕立てますか?